リンク:風船おじさん以前に私の風船爆弾が | 私との運命の出会い| 成功の可能性はあったか?| 彼の出発状況出発後のマスコミの対応同じころアメリカでも風船おじさんが地球1周を計画中だった風船爆弾の本など飛行蜘蛛風船おじさんの娘さんがヴァイオリニストとしてデビューhttp://www.universal-music.co.jp/classics/j_classic/fumiko|楽天のサイトに記事あり http://plaza.rakuten.co.jp/fuusen/diary/200501190000/|現在風船おじさんのキーワードで無数のサイトが出ています。


風船おじさん

 1992年11月23日夕方風船とともに大空へ旅立った「風船おじさん」の話を覚えていますか。 当時NHKを除くすべてのマスコミ、新聞もテレビも大騒ぎしたことがあった。その奥さんの石塚由紀子さんが2000年11月、長い沈黙を破って著書を出された。風船おじさんこと鈴木嘉和氏を待ちつづける心情を音楽家の感性をこめて著書にされた。

 私は彼が飛び立った琵琶湖畔、近江八幡の現場に居合わせたので当時マスコミの総攻撃を受け閉口したものだ。約10日間は電話のベルが鳴りっぱなしで、食事もまともに取れなかった記憶がある。年末の今年の十大事件の有力候補にもなったという。

 彼は「私は音楽家であると同時に冒険家です」と名刺にも明記していた。冒険家が命を賭けて鳴き砂の宣伝をしてもらったことに謝意を表し、当時のマスコミが記事にしなかった鳴き砂への彼の思い入れを追々紹介することにする。

石塚由紀子著『風船おじさんの調律』(未来社、2000.11.23刊,1500円)2000年12月12日の毎日新聞に大きく記事で紹介された。

残された母と三姉妹の想いがこう綴られている。

 「軽井沢の大空をずっと見ていると、大空高く飛び立った彼の気持がよくわかる。きれいだったろう。言葉では言い尽くせないくらい素晴らしかったろう。彼の味わった感動は、幾生分にも相当する。風と雲とともに大自然と一体になって、大きな力に身を任せて飛ぶ。そういうことのできた彼を誇りに思う。余計なことは考えなくていい。もう、心の中でも泣かないで待てばいいのだ。彼がしたことは私もしたいことだったと、5年経って初めて心から思った。さっきまで彼を思い出して泣いていたのに、いつの間にか嬉し涙に変わっていた。いま泣いた鳥がもう笑ったとはまさしくこのこと! 。一澄み渡る果てしなく続く青い空、涙も吸いこむ程の大きさ一」

毎日新聞2001.1.24. 書評

 石塚由紀子著『風船おじさんの調律』.…風船ゴンドラに乗り大空へ旅立って行った「風船おじさん」。一人のピアノ詞律師が美Uい大地の「鳴き砂」保護を訴え-気流を利用してアメアリカ大陸へ! 宮城沖で消息を断ってから8年、妻がいま初めてその真情を語る。風船と鳴き.砂、彼にとっては自然の象'徴、愛する夢、魂の音。宇宙と地球を呼応させる純な響きの調律ではなかったか。(未来社'1500円)

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