リンク:私の風船爆弾はこれだった | アメリカ国防省発行のフ号レポート|


 

風船おじさん以前(3月前)に私の風船爆弾がアメリカで話題になっていた

 ぺ一パーが論文を意味することも当然日本では一般に通じない。私の風船爆弾とはアメリカから帰国後,ネバダ州リノにあるBLM(日本の国土庁にあたる)の出先機関や TIME誌などに,110円の切手を貼って航空便でぺ一パーバルーン爆弾を送った話であった。風船爆弾のイラスト入りで「Don’kill the sing sand」と書き、私の鳴き砂関係の論文を添えて、現地保存の要請を書いた。すぐに責任者の署名入で返事がきた。It is interesting.とまえがきがあり「この地のレクリエーション地域管理計画は1985年に書かれ、生態的影響は若干ありました。当時はブーミングサンドヘの影響については利用できるデータがありませんでした。私たちは貴殿の研究に非常な関心をもっており、情報をいただきたいと思います」。

 さらに現地のチャーチル博物館にも送ったが,大いに私の論文に関心を持ち,コピーを全米にファックスしたという。当時アメリカで風船による大西洋横断計画があり、世界一周計画を目論んでいるグーループからも質問が来た。このファックスが ミシガン大学の鳴き砂研究者Dr. Noriにも届いたがこれは,2年後に私あての電子メールが来て知った。「あなたのバルーン計画はinteresting。私たちもこれをコピーしてワシントンヘ送る」と。そのご同大学と現在もメール交換が続いている。また私のホームページに同大学がリンクしている。世界にインターネットが普及するのが遅かったのが悔やまれる。

 風船爆弾返信メモ              

アメリカの鳴き砂保護のための風船爆弾運動経過報告 風船爆弾返信No.1 (9 月1 日発射爆弾

ニューヨーク タイム誌 Publisher宛  タイム社からの返信( 和訳)

  親愛なるタイム誌読者 三輪茂雄様  

タイムへの貴書簡ありがとうございました。貴殿のコメントに関心をもちました。 タイムへ書簡をいただいたことに感謝します。    Amy Musher署名           

TIME誌

 Time & Building,Rockefeller Center,New York,NY 10020 (ミュージアムの英文説明書を送ったので、砂時計の絵入りのハガキで返信が来た)

風船爆弾返信No.2  (10 月10日発射爆弾 BLM ファローン現地国土庁相当)   Bureau of Land Managementより。  

 三輪茂雄様  サンドマウンテン レクリエイション地域にあるsinging sand の条件に関する10月20 日付の貴書簡ありがとうございました。BLM は1986年3 月にoff-road vehicle(ORV)(道路 外自動車地域) として正式に決定されています。これはデューンバギー、モーターサイク ル、その他の全地形用車両(all-terrain) ライダーが1970年の初め以来利用しています。   レクリエイション地域管理計画は1985年に書かれ、主要な生態的考慮は地域の植物相 や動物相にインパクトがありました。 当時にはsinging sand現象やそれへのインパクトについてはORV が利用できるデータが ありませんでした。われわれは貴殿の研究に非常に関心をもっており、情報をいただきた いと考えています。しかしながら現時点では公衆の土地利用者はサンドマウンテンをレク リエイション地域として利用することに強い期待をもっています。もちろん彼らの活動か らくるインパクトをモニターしつづけ、起こり得るどのような問題もなくする試みをする 所存です。 貴殿のコメントに重ねて感謝します。もしさらに質問や追加のインフォメーションがあ  りましたら、私またはスタッフのKaren Nalloyにコンタクトしてください。 BUREAU OF OF LAND MANAGEMENT             James M.Phillips  Carson City District Office  1535 Hot Springs Rd.,Ste.300            Nov 16 1992  Crason City,NV

風船爆弾返信No.3  ( 9 月25日発射爆弾 )  Churchill Couty Museum and Archive  三輪教授殿  

 Fallon,Nevada and Sand Mountain への貴殿の訪問に関する1992.9.25.日付けの貴 簡有り難う。またご送付いただいたシンギング サンドとは何か、音響解析、並びに X 線写真のコピーも有り難う。  デューンバギーや3 、4 輪車および当然ながら人によるサンドマウンテンへの被害 による環境破壊についてはわれわれも心配しています。サンドマウンテンへの権限は Bureau of Land Management,より詳しくはBureau of Land Management のNevadaのCa rson City District,Nevada officeです。私は貴簡と資料をCarson City Districtへ 送りましたが、まだ書面によるレスポンスは受け取っていません。私はワシントンに ある本部宛とNEVADA州議会議員達へも すべてのコピーを発送します。  ファローンへ再び訪問され、またお便り頂くことを望んでいます。  

1992.11.1.                敬具 Myrl Nygren Acting Director

 

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