石臼豆腐は何故うまい? |
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私のホームページを見たある主婦からメールが届いた。
「私は60半ばの主婦です。日々の買い物の市場で買う「豆腐」の値段が最近と みに安売りの特価が目につきます。最近は1丁50円を割る豆腐も。 |
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1. 豆腐は粉だ |
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インターネットの英文検索で tofu と入力すれば
2万件を超えるるヒットがある。アメリカではtofu がそのまま英語になっている。 アメリカ人の悩みである 肥満と癌を克服する栄養学的理由 から、 『The book of tofu』 という本がベストセラー並だったという。
おそまきながら、最近わが国でもNHKをはじめ料理番組では豆腐の話題が花盛り。
まさにトーフブームの気配だが、なぜか石臼の部分はNHKでも抜けている。 |
2. マスプロ豆腐からこだわり豆腐への道 |
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豆腐は日本人にとって毎日欠かせない食べ物だが、
腐敗しやすいから小さな村でも豆腐屋が何軒かあったものだ。
現在では 1丁100円を割った豆腐 がスーパーに出ている。
だが見かけだけの豆腐で豆腐のおいしさは骨抜きに。豆乳もけっしておいしくない。 一方でこだわりの豆腐が各地に生まれている。 その最たるものは新宿のデパート戦争の象徴だった、1丁1000円豆腐 だ。 1997年に出たフジテレビで片棒をかついだのが私だから責任を感じる。 いまでは京都でも大阪でもこだわり豆腐があちこちに出ている。 しかしベラボーに高価で味はそれほどではない。 文句をいうならご飯を自宅で炊くように豆腐も自宅で造ればいい。 自家製なら豆乳と湯葉を豆腐と3点セットにできる。豆乳は牛乳の代用になる。 だんご三兄弟ならざる豆腐四兄弟 だ。 長兄が 豆乳、 次男が 湯葉、 そして三男が 豆腐、 おまけの四男が オカラ。 コマーシャルはメロディ込りで団子四兄弟まかせ。 |
3. ジューサーかミキサーで代用できるか |
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問題は石臼だが、石臼を持ちだしても現在の家庭では住宅にマッチしない。
電動で、サニタリーで、使い勝手がよく、それに手頃な値段の豆腐製造機がないものかと思っていたら、
あった。 新聞広告に豆乳・ジューサー器(03-3866-4341(株)東京ユニコム)なるものが出ていた。 値段は3万円そこそこだ。さっそく発注した。 実にスマートですぐ電源を入れる。静かでサニタリー。まず驚いたのはオカラが自動的に排出されるから、豆乳を搾る必要もない。 出来た豆乳は満足できた。もう牛乳はいらない。湯葉も簡単にできた。 |
4. 豆乳製造機は豆腐用にも使えるか |
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だが、豆腐になるとやっぱり満足できなかった。オカラはパサパサでまずい。 豆腐には昔の豆腐屋さんで嗅いだあの豆特有のトーフの匂いと味がない。 止むを得ず石臼を持ち出して、目立てし直して豆腐作りに挑戦 することになった。 石臼を挽いてみるとただ単に粉砕しているだけでなく、混練作用がある。 オカラの性質もまったく違う。オカラ繊維が切れずに残っているのだ。 石屋に相談すると豆腐臼は経験がないという。仕方がない。 京都の営業用豆腐臼にならって新しい石臼を作った。供給口を4センチにした。 豆腐は検討を要する因子が多い。
さて目下ひたすらに因子を変えながら条件研究中。 以下はノウハウ。いずれどこかで豆腐四兄弟店が上記の暖簾(のれん)で開店 するかも? |
5. 次は大手家電メーカーの出番 |
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電気炊飯器はようやくまともになった。豆腐も日持ちしないのだから、 当然自家製であるべき。大手家電メーカーが虎視眈々というが、お手並み拝見だ。 市場はとりあえずアメリカ全土にある。これで不景気風もおさまるかも。 |