リンク:蛙砂とは:水中鳴き砂を蛙砂として商品化
水の中でも鳴く砂があることについては Brown,A.E.の報告がある。彼はイギリス北部にある有名な鳴き砂の浜、アイグ島(Eigg)の砂のデータを示している。(Phil.Soc.Proc.,Ser.A.,217-230(1961),1-17(1964))
彼はいう。その音の周波数解析結果は乾燥した砂から得られたピークから僅かずれるだけである。"The frequency analysis of this note shows only a small displacement of the peaks obtained when dry sand is struck."
私は1980年に南米のリオデジャネイロ(Rio de Janeiro )海岸の砂についてそれを確認したことがある。その砂は尾崎都司正氏が当時駐在していた現地から送られたものだった。その砂は現在も私が当時のまま保存しているので蛙の声を出す。1992年にその砂を訪ねて現地へいったが、12年後の現地はホテルやマンションが林立し、浜辺はそれらの庭と化して鳴き砂を知る人物さえ見つからなかった。しかし現地の砂は現在でも白砂であり洗浄すればその音を回復するに違いない。市街地の南端のBABADEJYUKA Beachでは乾いた砂がまだ鳴き砂の名残りを留めていた。
私が開発した蛙砂は琴引浜鳴き砂文化館で商品化して展示している。またその音はダウンロードして聞くことができる。
2000年8月になってタイ国で水中鳴き砂が発見された。現地ではその事実も記憶もない状態であった。
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