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46億年を体験する方法

震災の家路の教訓体験と地球46億年体験

 46キロメートルが地球46億年に相当するといっても実感が沸かないが、 神戸震災の帰宅難民イベントに参加するのも一つの方法かも知れない。
 朝日新聞の1999年1月12日朝刊に、「大震災きつく遠い家路」の見出しで、 震災時の危機管理を考える防災ボランティア「帰宅難民の会」が昨年11月、 大阪で初めて催した「サバイバル・ウオーク」の記録をまとめた記事があった。 大阪から京都までの距離がほぼ46キロで所要時間約10時間とあった。 飲まず食わず座らずだと。

 全国都道府県対抗男子駅伝長距離マラソンロードレースは今年は広島だった。 その距離は広島から宮島を迂回する往復路で、全長ほぼ46キロだった。 これもひとつの目安になる。

 地球46億年駅伝マラソンはいかがであろうか?

「ただいま先頭はカンブリア紀をまもなく終わり,生物の痕跡が出て来ました」
というアナウンサーの声が出るのは40キロほど走ったあとだ。 どんな生物かを示すイラストが表示される。 そのための参照資料はミュージアムに展示している。

 高校生にカンブリア紀を教えるなら、 訳分からぬ説明をする地学教師の代わりにマラソンをやらせるとよい。
地球の偉大さ、生命の偉大さ、 そしてその距離に人生100年が確実に1ミリメートルで刻まれていることも体験する学習法だ。