リンク:淮南の図解豆腐製造プロセス 図紹介 |腐起源調査団報告


中国漢代に豆腐があった重要資料入手

 雑誌『別冊サライ』(小学館,2000.7.15)掲載の菅谷文則著「豆腐は究極の食材」の著者滋賀大の菅谷先生を講師に招待したのですが、先生から返事が来ました。 いただいた資料は大切なものですから、当日コピー配付する積もりです。文献は『文物考古三十年』で、1959年-1960年間の密県打虎亭の後漢代漢墓打虎亭1号漢墓出土の石に描かれた石刻線図で豆腐製造プロセスを書いたもの(豆腐作坊石刻)ですが、日本では画像石と呼ばれているもので、王樣の墓の副葬品です。酒造りの絵の下に書かれていて、報告書にも「磨制豆腐画像有」と書かれていて、明らかに石臼の図も出ているので豆腐に間違いないようです。これは中国で後漢時代に豆腐があったことは明らかな重要な資料です。中国の淮南でも入手できず、通 訳だった王 勇氏が上海の図書館で調べて文献をくれたのが機縁でした。 これが入手できるだけで今回のシンポに参加する意味があります。 菅谷先生は中国考古学の大家で、中国語に堪能な偉い考古学者です。 

 拝啓  先日はシンポジウムのご案内をいただきありがとうございました。大変興味深いないようで、是非一緒させていただきたいのですが、あいにく8月末から9月中旬まで中国で調査を行う予定があり、都合がつきません。せっかくお誘いいただきましたのに、たいへん残念に思っております。  最後になりましたが、今回のシンポジウムが有意義な会になりますことを、心よりお祈りいたしております。            敬具 8月21日        菅谷文則

菅谷先生の著書より

 

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