リンク:日本石臼普及研究会はニセモノ:1丁豆腐機械製作進捗状況|1丁豆腐機械開発方針
シンポジウム始末記
2000.7.2.中部日本新聞
会計幹事榎本社長より2000年7月3日
三輪 茂雄先生へ
今、会社の仕事が一段落致しましたので石臼シンポの資料整理に掛かろうとし ましたが、自分の資料を紛失しておりますのに気付きました。当日の混乱、予 定変更の続出、会計の管理、なれない土地の地理の不案内、等々で自分の身の 回りまで気が回りませんでした。レジメさえなくしてしまいました。細かい事 務的な仕事はだれもしていませんで、成り行き任せでした。予算の見通しすら きちんと出来ていません。H.I.さんは途中で仕事を投げ出しました。厳しいこ とを申しますが、石臼シンポはもうこれ以上は継続しないほうが良いと思いま すがいかがでしょうか。 とり急ぎ感想まで。
榎本薬品株式会社社長 榎本 時一
三輪茂雄より会計さんへ
大丈夫会計さん心配し過ぎ。受付が混乱するくらい人が押し寄せたのはうれしいこと。別に事故も起こらなかったし、7月2日の中日新聞には大きく報道されました。名簿が紛失したくらい気にしないで。小型電動石臼を展示した富田新一社長は新しい道具で改造中だし、試運転を継続するタニサケの矢野豊技師は手ぐすねひいて改造待ち。次なる前向きの歩みを準備中です。
三輪より(やはり心配して)
7月3日 井上理咲子,洲脇令子様
この度は折角シンポジウムに出たのに受付に釘付けにして,講師にも無理に引きだして,ただ疲れただけの扱いをしまして失礼しました。ご機嫌斜めだよと,アチコチから情報が入っています。ご免なさい。 私にとっては幼児時代から、大学退職までのスベテの関係者が集う2度とない不思議な,そして盛大な集会でした。それに花を添えてもらったことに心からお礼申します。 ありがとうございました。
受付をやらされた娘たちより
井上 理咲子より
「こちらこそ参加させて頂いて良い思い出となりました。今回先生のお元気そうな姿 を拝見し、お話聞かせて頂いただけでも私は大満足でした。他に参加された方々も きっとそう思われているはずですよ。本当にどうもありがとうございました。だから 決してご機嫌斜めではないですよ。ただ段取りが少々悪かったなというのが正直なと ころです。前もって言って頂いていたら用意のし様があったのですが・・・。次回以 降の改善すべき所は大体わかりましたのでこれに懲りずにまた誘ってくださいね。 (次回は皆さんの前でお話はしたくないです。) 最後になりましたが、ご挨拶もせずに失礼してしまってすみませんでした。 次回は卒業生みんなが参加できればと、思っております。みんな先生のことが大好き ですから。」
7月5日
石川県石川郡白峰村桑島4-9629の上野豆腐店 上野 太さんより E-MAIL : ueno26@po2.nsknet.or.jp
石臼シンポジウムでは大変ありがとうございました。 石川県は白峰村で堅豆腐を作っているものです。 全日参加したかったのですが、自分事のため初日しか参加できませんでした。
三輪先生や、富田さん、大橋の豆腐屋さんなどいろいろ面識ができて大変よかっ たと思っております。
今自分は石臼豆腐を考えていた折りであり大変参考になりました。 しかし、0からの出発のためまだまだです。 これから少しずつ進めていこうと計画しております。 メールで大変恐縮ではございますが、一度先生のお宅で石臼についていろいろと教えていただければ大変ありがたいのですが、いかがのものでしょうか。まずはよい石臼を、探さなくてはいけません。ぜひよろしくお願いいたします。 それとシンポジウムの交流会で約束の堅豆腐、7/7の金曜日に先生の所へ 宅急便で送りますので食べてみてください、土曜日にはつくと思います メールですいませがよろしくお願いいたします。
上野 太 E-MAIL : ueno26@po2.nsknet.or.jp
7月8日 上野豆腐店 上野 太様
珍しい豆腐ありがとうございました。さっそくいただきました。生しぼりは話に聞いているだけでしたので勉強になりました。 おいしい豆腐を造りたい仲間が増えるのはうれしいことで、ことに専業のお豆腐店の方が関心をもっていただけなくてはどうにもなりません。 石臼をどこで手にいれるかが問題ですが、古い石臼は大抵使い物にならないのが普通です。新しく石屋に大体の形を指定して作ってもらい、あとは現在は工具が充実していますから方法さえ学べば誰でもできます。 シンポに来ていた富田社長は昨年の利賀村シンポに来てやる気になった方です。 私は大体いつでも自宅にいますが出かけることもあるので、事前にご連絡いただければ都合つけます。お待ちしております。 私の自宅への道案内はFaxできますのでお知らせ下さい。 こんごともよろしく
広島 平岡一了 さんより
先日はお世話になりました。 おいしいお豆腐が食べれて行った甲斐がありました。 ところで先生、目立てをする道具と絹でできたふるいを手に入れたいのですが、どこ かご存知でしょうか。 よろしくお願いします。
平岡 一了様
石臼シンポジウムは多忙にまぎれて失礼しました。 >おいしいお豆腐が食べれて > と言っていだいてうれしいです。
>目立てをする道具と絹 >
ふるいですが 目立て道具はどこか近くの石屋にタンガロイのタタキ(両刃)といえばありますので求めてください。最近はめったに使わないようです。 絹のふるいはふるい屋にあります。京都では東寺の門前に網安があってここでどんなのでも売ってくれます。他にはなさそうです。 とりいそぎお知らせまで。 今後とも石臼をよろしく。
7月6日
過日の石臼シンポジウムでは大変お世話に成りました。
7月6日 田中 宏社長より
この度はお疲れ様でした。場所が大垣だけに参加者が少ないのではと心配しておりましたが、大盛会でさすが三輪先生・・・でした。尹瑞石先生も榎本社長が大金をはたいて招待してくれましたので、ほんとうに助かりました。尹先生はとても気の毒がっておられましたけど。先刻信濃蕎麦製粉の社長からTel.あり、急用で出席できなくなり部下を差し向けましたとのことでした。とても楽しいシンポで九州の大学の先生方とも有意義なお話が出来??えでいたとの報告でした。先生も来年のシンポで頭が痛いでしょうがどうぞこりずにお願いします。
7月9日
福島県山都町の佐藤工房から電話
今度は所用で手がひけずシンポには失礼しました。榎本さんは降りたようだね。随分盛会だったようでよかったね。来年はどうしますか。仙台はどうですか。仙台は鳴き砂のメッカでもあり、そば、豆腐、鳴き砂をふくめた綜合臼類シンポジウムはいかが。いつも中央ばかりやってなくて、東北はいいですよ。会場はいっぱいあるし。佐藤工房のほか鈴木製粉さんや、それに飯豊町もさそって。日程は8月盆過ぎがいいな。(なるほどなるほど)
7月19日
榎本社長より名簿は京都のホテルに忘れていた。ホテルから郵送してきたと。これで諸問題解決。メデタシメデタシ。
7月29日(土)いよいよ豆腐製造機市販化が具体的検討段階に。
シンポジウム参加の同志社大学工学部卒浅井信義君と同行した株式会社テクノス 臼井社長(昭和8年生)は自然食の普及活動をやっている。岐阜市に本部があるシガリホ(粢芽莉穂)食文化研究所といい、16日に臼類資料室へ奥さん同行で訪問した。玄米を粉にして食する仕事がメインのようだが、石臼を利用したいと。先日のシンポに出席してこれこそ本物と惚れ込んだという。 29日には大垣で社長(大垣シンポジウムで司会を勤めた西濃トーヨー住器 伊藤 正社長 のところで午後一杯かけて豆腐製造機の製作と市販化について打合わせた。今後粢芽莉穂食文化研究所の名で製作と市販化について具体化を計ることになった。(シガリホとは粢:神前に供える穀物の総称で玄米を指し、牙は萌芽、莉は茉莉(まつり)常緑の小植木で花は芳香高く茶に入れる)粢が芽吹き、やがて収穫のときを迎えて生活の糧となるまでの自然の偉大な営み、大地のエネルギーをこの4文字で表している。
次回8月16日に再度打合わせ会予定。豆腐製造機械を中心とした石臼製造販売に乗り出す具体的打ち合わせ予定。