浜の鳴き砂復活の動き |
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私の鳴き砂探訪紀行「列島草枕」(『週刊朝日』1980年10月10目号より9回連載)を読ん だ新潟出身で東京在住の郷土史研究家大倉腸子さんから、こんなお知らせをうけた。「巻原発が予定されている角海浜で育った者ですが、子供の頃、砂浜を下駄ばきで 走ると、キュッ、キュッと音が出るので、おもしろがってみんなで遊んだ記憶があ ります。もしかして、鳴き砂ではないでしょうか?」送っていただいた砂は一見、平几な砂だが、顕微鏡で眺めてみると、外見は黒色だが砂粒 に混じって無色透明の美しい円磨された石英粒が多量に含まれていた。洗浄すると、 すばらしい発音特性の鳴き砂になった。この地は神戸大学の橋本万平先生がかって唱えた 日本列島一直線の上にあることも不思議だった。この直線の話のつづきで山形県飯豊町の 蛙砂発見があった。
角海の砂が鳴く。この話を聞いた小学生たちは夏休みにグループで交代で砂を洗った。 そしてある日子供たちから上ずった声で私に電話が来た。「先生来て下さい。砂が鳴きました。」