リンク:タバコの灰1個で何がおこるかのデータ| 遂に条例可決|
朝日新聞 2001.3.8. 夕刊
京都・網野町 琴引浜 全面 禁煙へ条例案
鳴き砂の浜 灰に泣かすな 掃除命令・氏名公表も
鳴き砂で知られる京都府網野町の幕引浜をたばこの灰から守ろうと、同町は八日、浜の全面禁煙と違反者の氏名公表などの罰則を盛り込んだ環境保全条例案を定例議会に提案した。喫煙中の灰に着目して海岸を禁煙にするのは全国でも初めてとみられ、可決されれば海水浴シーズンの始まる7月1日から施行される。
鳴き砂は海水で磨かれた石英質の砂で"ごみや油、洗剤はもちろん、たばこの灰が付いでも摩擦の具合が変わり、鳴らなくなる。琴引浜では、地元の観光協会などが携帯灰皿を配ったり、海水浴客に禁煙を呼び揖けたりしてきたが、効果があがらず、条例での規制を検討していた。
提案された網野町美しいふるさと条例では、若狭湾国定公園に指定されている延長約1.8キロの琴引浜を特別保護区域に定め、喫煙や花火、キャンプ、炊飯などを禁止。環境保護団体が監視し、海水浴客らの指導もする。町長が禁止命令を出しても従わない場合、「環境保全講習の受講」や「現場付近の清掃」を命令できる。これを理由なく拒否すると、広報紙などで氏名などを公表することができる、としている。濱岡六右衛門町長は「条例は貴重な鳴き砂をいつまでも守っていこうという地元の熱意の表れ。PRを徹底し、みなさんに協力してもらう」と話している。
コメント:とうとう鳴き砂を守る会の人たちもシビレを切らしたようだ。これは当然のことで、遅すぎた決断だが、ガンバッテほしい。しかしなぜ罰金にしなかったのか。このあたり日本的甘さがあるようだ。罰金1万円でも結構だと思う。それで監視員の労賃にすればよい。ガンバレ ガンバレ 濱岡六右衛門網野町長。それに守る会の松尾さんほか掛津の人たち。