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 昔豆腐を懐かしむTT氏へ  

 四国の山間部出身のTT氏が昔豆腐を懐かしんで「ミキサーで国産大豆を使い、凝固させて豆腐を作ろうとしたがまったく普通の市販の豆腐だったのでがっかりした。」とあった。その解決のために私は全力を尽くした。そして実現した。豆腐をつくるために、まず石臼を自作し、目立法をマスターし、家庭用に1-2丁の直径24センチ、上臼重量10キロを90ワットのモーターで回す機械をつくった。是非TT氏へ勧めたいが、ミキサーのように10万円台とはいかない。金満家ではなさそうなTT氏には無理だ。実費で30万円ではどうかなと思うがそうなると、彼の目玉が飛びだしそうだ。どこに金がかかるかといえば、まず第一に石臼をつくる石工の手間賃が高い。モーターは5万円位、枠は食品だからステンレスになる。これが10万円ほどか。こういう計算は化学工学のコスチメーションだ。最近中国から手頃な石臼が5万円で通販に出ているから、参考のため買ってみたが、石臼の原理を知らない連中の作らしく形だけで到底使い物にならなかった。京都の老舗の豆腐屋の親爺がそれで石臼豆腐を作っているとテレビに出ていた。できるはずがない。(SS)

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