リンク:サライ記事(図あり)|


コーヒーミル

 焙煎や淹れ方とともにコーヒーの味の決め手となるのが挽き方だ。そのためコーヒー好きによって歴史上さまざまなミルが作られてきた。わたしも大いに関心をもった。石臼コーヒーも実現して、晴海の粉体工業展にも出した。そこで2つの大手コーヒー店社長から教わったのは、「コーヒーは石臼ではダメですよ。コーヒーの粉砕はカッティングだ。そうでないと苦味が出る。」だった。 そしてそこで使っている工業用のLePage corrugationを工場で見学させていただいた。なるほど。鋭い刃が直角に交わる構造だ。西洋で穀物や木の実を割るためのもので1916年に特許になったものだ。一方のロールの条溝を回転軸に平行、他方のロールの条溝をこれに直交(円周方向)させ、鋭い目立を行ってcuttingを行う方法だ。

 工業用ではどうにもならない。多分こんなのは家庭用は無理だ。どうすればよいか。社長いわく「日本刀できりなさい。」またまたなるほど。

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