ウミノサカエイモ 海之栄芋 Conus gloriamaris small

Species 学名 Conus gloriamaris Chemnitz, 1777
和名
Japanese name
Common name
ウミノサカエイモ 海之栄芋
UMINOSAKAE-IMO
Cones
Class Subclass Order
綱 亜綱 目
NEOGASTROPODA
新腹足目
Group
グループ
イモガイ
Cones
Super Family / Family
科目
CONIDAE
イモガイ科
Genus(Subgenus)
属 (亜属)
Conus ()
()
COUNTRY
PHILIPPINES
フィリピン
LOCALITY
採集場所
Bohol Is. /Kota Kinabalu, Sabah, Borneo, Malaysia. Diving at the depth of 5-10m, October 2004.
ボホール/マレーシア ボルネオ島 サバ州コタキナバル ダイビング5-10m深 2004年10月
DISTRIBUTION
分布
W. Pacific.
西太平洋
HABITAT
生息場所
Shallow and deep water.
浅海から深海
DESCRIPTION
説明 (Japanese)
ウミノサカエ
 1758年ごろより古い蒐集家の間で知られていた。1838年H.CumingはフィリピンのJuena島のサンゴ礁で3個の生貝を採集した。1個は成貝、2個は幼貝であった。その後地震の津波のためこのサンゴ礁が破壊され、この美貝の入手は不可能となった。大英博物館には5個あるが、うち1個はフランス革命の前にイギリスのCalonne公の有に帰した。のち3代 Tankerville卿の手に入り、1825年そのコレクションの売りたてらてた時、法律家であり自然史学者の W.J. Broderipが買い求めた。その時友人のG. SowerbyがTankervilleコレクション中にウミノサカエが呼び物になっており、100ポンドはするだろうといった。Broderipは1個の貝にそんな狂価は出せないが、なんとしても欲しいので、99ポンド19シリング6ペンスというちびった値をつけた。暫時にしてコレクションの管理人が破産し、コレクションは競売に伏せられ、結局彼は1個55@ポンオで買うことが出来た。Broderipの貝はその後、大英博物館に入ったのであった。1877年当時は世界で12個しかなかった。当時オランダの大蒐集家Hwassを除きたった1個を持っていると信じていた某フランス人は、Hwassのコレクションが競売いなった時、ウミノサカエの入札に競争者をなぎたおしついに入手した。その時彼はこの宝物を床になげつけ靴でふみくだいて叫んだ。これで自分のが全世界唯一のものになったと。切手蒐集にも、こんな馬鹿話があって作話めいているが、狂的マニア心理を現わしている。以下略
世界の貝 (鹿間図鑑 Vol.1 p.116 より)

原色日本貝類図鑑 N
続原色日本貝類図鑑 N
学研生物図鑑 貝 N
生物大図鑑 貝類 N
日本及び周辺地域産軟体動物 324
原色世界貝類図鑑 1 N
原色世界貝類図鑑 2
Compendium of Seashells 246
Compendium of Landshells N
Australian MARINE SHELLS N
日本近海産貝類図鑑
Last modified on 2024年03月04日04/03/2024