ミジンギリギリツツガイ Caecum gracile small

Species 学名 Caecum gracile Carpenter, 1859
和名
Japanese name
Common name
ミジンギリギリツツガイ
MIJINGIRIGIRITSUTSUGAI
Caecids
Class Subclass Order
綱 亜綱 目
DISCOPODA
盤足目
Group
グループ
ミジンギリギリツツ
Caecids
Super Family / Family
科目
CAECIDAE
ミジンギリギリツツガイ科
Genus(Subgenus)
属 (亜属)
Caecum ()
ミジンギリギリツツ ()
COUNTRY
JAPAN
日本
LOCALITY
採集場所
Kotoga and Kotobiki beach / Tsuchihama Beach, Amami-Oshima Island, Kagoshima.
島根県琴ケ浜 と 京都府琴引浜/鹿児島県奄美大島笠利町土浜
DISTRIBUTION
分布
Southern half of Japan; China.
本州中部以南、中国
HABITAT
生息場所
Intertidal sundy bottoms.
潮間帯の砂底
DESCRIPTION
説明 (Japanese)
イタリアのミジンギリギリツツ科の専門家であるMauro Pizzini氏から、上記のカーペンターがオーサー名とされるべきという意見が寄せられたので、
以下にPizzini氏の所見を許可を得て公開します。研究者の皆さんの参考になればと思います。
なお、現在日本では学名規約により、グールド氏がオーサー名になっているが、カーペンターが最初に発表したことは知られている(岡本正豊先生より)。

山田まち子さんへ
わたしはミジンギリギリツツガイが C. gracile Gould,1861 でなく、C.gracile Carpenter,1859 であるという所見をすべて送ります。

1858年に執筆された文献 -- ミジンギリギリツツ科の論文の最初のステップである -- は、ロンドン動物学会の会報Part XXVIの中で発表された(カーペンターはミジンギリギリツツガイC. gracile の説明を429ページに載せている)。
カーペンター氏は1859年にミジンギリギリツツの解説を発表し、グールド氏が米国の日本調査探検の間に、日本で採れたこの種の2個の標本を彼にくれた、と言っている。カーペンター氏によると、

米国の日本調査探検によってもたらされた貝類を論評する任務を委託されていたグールド博士は、私がスティンプトン氏が持ち帰ったミジンギリギリツツガイの仲間を、この論文の中に含めることを快諾してくださった。
それらはほんの2個の標本から成る。一つは マサトラン(メキシコ)産の変種の C. elongatumによく似た幼貝で、もう一つはここに描写される成貝で、死貝でプラグが磨耗しているが、明らかに既知の種とは別個のものである。C. elegantissimum よりずっとほっそりして、輪は密で輪郭はあまり明瞭でない。
1964年の文献 The Recent Mollusca of Augustus Addison Gould (スミソニアン博物館出版)の広報239でリチャード・I・ジョンソンは次のように書いている。
gracile, Caecum [Anellum] Plate 20, fig. 6
1861, PBSNH, vol.7, p.407 (China Seas, W. Stimpson), long. 2,diam. 0.3 mm;
Otia Conch., p.151:
一つの磨耗して不完全な標本から解説されでいるこの種は、ロンドン動物学会の会報 p.429で、P.P.カーペンターによって1859年に最初に説明されており、その名誉は彼に帰するべきである。彼はグールドの標本を借りて、その模式標本は合衆国国立博物館(USNM)に戻されなかった。
模式標本 Redpath博物館 16266, original USNM 384. NPEE
私の見解では、カーペンター氏は、米国の日本調査探検の中でスティンプソン氏によって採集された、すべてのミジンギリギリ類を借りて、グールドの好意と許可を得て C. gracile について説明した。国立博物館(USNM)に返されなかった論文と副模式標本は失われたのかもしれないが、レッドパス博物館で見つかっている。この事例では、オリジナルは国立博物館とレッドパス博物館に2つ存在するのである。Mauro Pizziniより
=gracile Gould, 1861
The scientific name in the almost all papers in Japan are C.gracile Gould,1861.But I accept a Mr.Mauro Pizzini's advice and rewrite the author's name.I put his opinion on here, and my spe
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Last modified on 2024年08月24日24/08/2024