鳴き砂とは
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鳴き砂研究史(含む古文書)要約

 

1. Edinburgh Phll.J.[Jan]74-75(1830)"On a peculiar Noise heared at Nakuh, on Mount Sinai."

  シナイ山のNakuhで聞いた不思議な音 (復刻原文)
 

 

2. チャールズ ダーウイン『ビーグル号航海記』(岩波文庫、島地威雄訳1960)
  1832年4月19日リオデジャネイロで鳴く砂 1835年7月1日チリーのコピアポの谷でブーミングサンド
  この記述に引用された文献はシナイのジェベルナクーに関するもので,最古。

Edinburgh. Phil.Jour.,[Jan.]74-75[Apr.]256-267(1830)
"On a peculiar Noise heared at Nakuh, on Mount Sinai."

 

3. ロシアの博物学者Seetzen(1767-1811)はジェベルナクーのブーミングサンドにつき 次のように述べている。
 「その音は、初めはアイオリアン・ハープの調べに似ており、次には中空の 独楽の音に変わり、最後には非常に高い音になって大地が鳴動する。
その音はギリシャの修道院で鐘の代わりにつかわれる楽器の音に似ている。」
ジェベルナクーのブーミングサンドにつき1823年 Ehrenberg教授が詳しい観察をした。

「一足ごとに音を発した。また多量の砂を斜面に沿って落下させると、初めは静かな音だが、次第に高い音になり、最後には遠くで大砲を撃っている
ような、驚くべき大きい音になる。この音はまた、その砂を横切って動物が 走るときにも起こるし、また風が激しく吹いて砂を動かしても同じ音が出る。
なお、ここの砂は透明な石英であった。」

 

4. Gray,M.H.:Nature,81,[2074]126-127(1909) "Musical Sand in Chile"
 チリーのコピアポのこと。

「現地に着いてみると、砂は全く静かであったが、その斜面を崩してみると 唸りが生じ、その音は次第に大きくなった。砂がすべるにつれて音量は
増した。響が増したときには私たちは、ぐらついてバランスが保てなかった。 この砂の振動で古い銀山が壊れたことがあるという。もっともだと思った。」

 

5. Bolton ,H.C.Julien,A.A.:Science,2,[43]713(1883)" Musical Sand"

 鳴き砂の魅力にとりつかれたアメリカ人,2人の地質学者がアメリカ全土の鳴き砂74箇所のリストのほか死者の霊が泣くカウアイ島、1889年4月10日書簡 シナイ半島探検 の現地報告

 

6. H.D.Thoreau(ソロー詩人で思想家)マンチェスター(U.S.A.Maine州)musical sand

 

7. Miller,H.:"The Cruise of the Betsy" (1858)

ミュージカルサンド発見の模様イギリス・スコットランドのヘブリジーズ諸島の Igg島,ヒュー・ミラーは、非凡な生い立ちであった(船乗のセカンドワイフの子、母はケルト族の中で有名な哲人であり予言者だったロスの曾孫娘)。

 

8. 沙漠学者バグナルドのブーミングサンド体験
「南エジプトで聞いた。二つの場所はいずれも突然夜に起こった。 震えるような低い音は非常に大きく、連れのものに、聞こえルかと裂けば
叫ばざるをえなかったほどである。不思議なコーラスは5分間ほど継続した。」

(Bagnold,R.A.:"The Physics of Blown Sands and Desert Dunes.")
 彼は後に鳴き砂の発音機構の理論を構築した。

 

9. 南アフリカ・カラハリ沙漠やサハラ沙漠の報告。
Lewis,A.D.:South African Geog.J.,19,33-49(1938)
Humphries,D.W.:Sedimentology,6,135-152(1966)

「砂の上を歩いても音はしないが、砂を叩くかすべらせると、水のように 流動しはじめる。そしてただちに唸りが生じ、非常に大きなボリュームの音を
発する。  私の仲間は最初御現音源を確かめるために空を見上げ、飛行機が低空で 飛んでくるのではないかとあたりを見回した。
この音は砂の動きが止まるまで数分間続く」

 カザフ共和国の歌い砂(パユーシチイ ペソーク)研究

 

10. Criswell,D.R.:Geol.Soc.Am.Bull.,463-473(1976)

 月面科学研究所の研究:月の沙漠に鳴き砂があるという報告に関連し、アメリカなど 世界の鳴き砂要約。

 


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