黒川道祐『雍州府志』(貞亨元年、1684) 「火打ち石には名産多し。国国諸山あるいは大河等にあり。色一ならず。 山城国鞍馬にあるは色青し。美濃国養老の産同じ。この二品甚だよし。 伊賀国種生の庄に膏薬石あり。色甚だ黒し。水晶石英の類もよく火を出せども、 石性やわらかにして、永く用いがたし。加賀、常陸水戸、奥州津軽などの瑪瑙 大いによし。駿河の火打坂にも上品あり。」 E-Mail: 三輪 茂雄 smiwa@wao.or.jp
「火打ち石には名産多し。国国諸山あるいは大河等にあり。色一ならず。 山城国鞍馬にあるは色青し。美濃国養老の産同じ。この二品甚だよし。 伊賀国種生の庄に膏薬石あり。色甚だ黒し。水晶石英の類もよく火を出せども、 石性やわらかにして、永く用いがたし。加賀、常陸水戸、奥州津軽などの瑪瑙 大いによし。駿河の火打坂にも上品あり。」