武将も愛でた琴引浜

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サンディさん

やあ、サンディだよ!
琴引浜はね、ただ砂が鳴くだけじゃなくて、昔の偉い武将やその家族も訪れた、歴史のある場所なんだ。昔の人が書いた文章から、当時の様子をのぞいてみようよ!

琴引浜ってどんなところ?

昔の記録によると、琴引浜には不思議な場所がたくさんあったみたいだね。お茶を淹れるのに使われた美味しい水が湧き出る滝や、その日の運勢を占う「景気川」なんていう川もあったんだって。面白そうだよね!

根あがりの松

昔の絵に描かれた「根あがりの松」だよ

戦国武将・細川幽斎の歌

戦国の時代に、この地を治めていた細川幽斎(ほそかわゆうさい)という武将が、こんな歌を残しているよ。

根上りの 松に五色の糸かけ津

  琴引き遊ぶ三津の浦浜

この歌には、「琴引浜」だけじゃなく、その周りにあった「五色浜」や「三津の浦」っていう地名も隠れているんだ。まるで言葉遊びみたいだね!

悲劇の女性、細川ガラシャの歌

幽斎の子ども、忠興(ただおき)の奥さんだった細川ガラシャも、この浜で歌を詠んでいるんだ。彼女はとっても大変な人生を送ったんだけど、この浜で静かな秋の夕暮れを感じていたのかもしれないね。

名に高き 太鼓の浜に 聞く秋の

  遠にも渡る 秋の夕さめ

昔は、琴引浜の一部に「 太鼓浜」と呼ばれる場所があって、そこを歩くと太鼓みたいに「ドンドン!」って音がしたんだって!不思議だよね。昔の記録にも「足で踏んだり手で叩くと、その音は太鼓のようだ」って書かれているんだ。

江戸時代の旅日記から

江戸時代の旅人、野田泉光院(のだせんこういん)の日記にも琴引浜のことが書かれているよ。「天気が良くて砂が乾いているほど、音が高く鳴る」って。それに、やっぱり「太鼓浜は歩くとどんどんと鳴る。これは砂の下に空洞があるからだろう」って推理してるんだ。昔の人も、どうして鳴るのか不思議だったんだね!