鳴き砂の浜辺で異変 |
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2m四方に何百個もあるのを全部拾って集めるのは手数がいるし,数えるのも大変です。 このような場合には,統計学のポアソン分布を利用したランダムサンプリング法が便利 です。 一辺2mを20分割するので400区画ありますが、そのなかの10区画を正確に選んでその 総個数を求め40倍(400/10)すれば十分。面倒な計算をしてもほとんど変わりません。
上の表は全数数えた値とサンンプリングして1/10だけ数えた場合の比較ですが、 誤差は実際上問題ないことが分かまます。 なお今回の調査方法は必ずしも一般的ではなさそう。島根の琴ケ浜では梱包用発泡 ポリスチロール破片が膨大に漂着していて,ふるいだけでは分離不可能。 これはおそるべきことで,今後もますます増加する傾向にあるという。 日本列島の鳴き砂の浜辺は、21世紀にはレジンペレットと発泡ポリスチロールの浜辺に なるというのが冗談ではなくなるのでしょうか。海をゴミ捨て場にして栄えた文明の後始末をぼつぼつ考える時のようです。 戻る