リンク:琴引浜鳴き砂文化館とは


第7回全国鳴き砂サミットIN網野報告

2002年10月19日 午後1:00が開催され、鳴き砂がある市町村から来たそれぞれの代表者約70名が初入場者になった。

浜に出る頃には折悪しく雨が降りはじめたが、網野町では遠来の客人たちのために浜辺をあらかじめ大きい防水シートで覆って、砂の鳴き具合を確かめられるようにした。

 その後バスで目浜詰にある佳松苑に移動し、夜は2Fの松の間で総会のあと、懇親会があった。7回目ともあって初参加の方々も巻き込んで年一度の再会の懐しさがお互いにただよう、なんとも和やかな雰囲気であった。 初参加の笹口孝明巻町町長も反原発派だが、「アーあれは勝ちますよ」とアッケラカン。

 部屋割りは事務局まかせだったが、私は東海大学の木村先生、いわき市の大塚さんと松川さん。話がはずんで、午後11時就寝まで止まるところを知らず。しかし北朝鮮問題も、鳴き砂も民俗学者の大塚さんの話のオチは民俗に帰するところが流石。

 翌日、アミティ丹後の視聴覚室に移動、9:00から濱岡六衛門網野町長と日本ナショナルトラスト理事長の挨拶の後、金沢工大の敷田麻実教授から「すぐれた地域活動のデザイン・琴引濱モデルに学ぶ地域づくリ」と題する」名講演があリ、網野町掛津区民の活動がなぜここまで漕ぎ着けたかを社会学的に徹底分析されたのには敬服した。


パネルディスカション風景

その後、トラストの米山淳一課長の司会デパネルディスカション:「情報発信基地としての鳴き砂文化館の活用」

 東海大学の木村正雄教授から鳴き砂中の音波伝播速度が鳴き砂と普通の砂では違うことから、鳴き砂の性能を判定できる測定できることをデータで示され、それを薄い洗剤が砂の表面に付着するときにどんな変化が起こるかの解明に役立つ実例で示された。

 続いて安松貞夫東山高校教諭、仁摩町総務課 森山達雄係長、琴引濱の守る会の松尾省二さんがそれぞれ語り、最後にコメンテーターとして、私が「鳴き砂は永遠に課題を提供し続けるでしょう。、だから鳴き砂文化館は永遠に未完成の文化館です。

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