配分率曲線および部分分離効率曲線の書き方
ふるい分け効果(一般に分離操作)の成績を構造的に表示する方法として配分率曲線がある。
全量を100として,各粒度区分の粒子が,網上と網下に別れている。
もし連続曲線で示したいときや、定比シリーズの標準ふるいをびとびに用いたときは,表3をつくり,;図1のようにかき,滑らかな曲線で結ぶ。この図から50μm間隔に読み取って表4の(1),(3)欄をかき,次に区分別の値をよみ,(2),(4)らんをつくる。間隔は更に細かく25μmにとってもよいが結果はほとんど変わらない。'図から読みとりのさい,(2),(4)欄の値がおおよそ規則的に変化するように注意し、特に小さい値のときはよみ直しをする。(5),(6)らんはΣf =100になるよう配分率計算する。
これを図7のようにプロットすると分離の状態を構造的に示す配分率曲線をうる。o, uの交点は分離粒子径を示し,この粒子径に相当する粒子が網上と網下に均等に配分されている。
表4の(8)らんを計算Lプロットすると部分分離効率曲線が得られる。
部分分離効率曲線は積算型正規分布で直線関係があるから、測定誤差の修正に利用できる。