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スクリーンの処理能力計算法(理論的方法)

1(別の時間に注記した定常流れの式を説明するか,時間の始めに説明しておく。これは工業プロセスではあらゆるケースで利用できる。)

 手でふるい分けをやった経験のある人なら,網の上にのせる量は多すぎてもいけないが,少なすぎてもいけないことを知っている。作業を焦ってたくさん入れると,まったくふるい分けできなくなる。

 工業用スクリーン(ふるい)の処理能力[ton/h]の推定には,西洋古来の経験則である一粒厚み法則(one lump thickrule)を数式化して利用できる。

下記の図に示すように網上の粒子層厚みを仮定し,一粒子厚みにする。最近の機械ではもっと粒子層厚みが多くても処理可能な場合があるので,これを多粒子層まで拡張することができる。

 簡単のため粒子は球とし,網目よりも大きい粒子のみにっいて考え,網目より小さい粒子は通過するから省略する。網目に等しい直径の粒子が組上に正方配列すると仮定し,下図のように規則的に配列して網の上を走ると考える。

 網の上にのせる量は多すぎてもいけないが、少なすぎてもいけない。

工業用スクリーン(ふるい)の処理能力[ton/h}の推定には、西洋古来の経験則である一粒厚み法則(one lump thick rule)を数式化して利用できる。

下記の図に示すように網上の粒子層厚みを仮定し、一粒子厚みにする。  粒子は球とし、網目よりも大きい粒子のみについて考え、網目より小さい粒子は通過するから省略する。網目に等しい直径の粒子が網上に正方配列すると仮定し、図のように規則的に配列して網の上を走ると考える。 ここで定常流れの式P.164をふるい分けについて書くと u:網上での粒子移送速度[m/s][m/h] L:網の長さ[m] W:単位時間の処理量[kg/hr] w:網上にある瞬間滞留量w[kg] として  

  u/L=W/w

w=uw/L=u(w/(LB))B...............(1)

ここでw/(LB)は単位面積当たりの粒子量であるが、これは下記で求める。

いま D:粒子径[m] :粒子密度[kg/] 粒子1個の重量は (π/6) 一個の粒子が占有する面積は正方配列だか

定常流れの式

 工業プロセスでは連続定常運転ならば物質の流れについて以下の関係式が成立する。

ふるい網上を例にとった下図から容易に理解できる比例関係から

u/L=W/w

これを定常流れの式という。

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