Rosin-Rammlerの粒度分布
Rosin-Rammler 式による粒度解析 P.16-19を読みながら解答せよ。 問1.7のデータはフライアッシュ(関西電力火力発電所)をAndreasen Pippetで粒度測定したデータである。これから粒度特性数 De、均等数 n, 最頻粒子径、個数平均径、中位径、比表面積Sv,Sω[cm2/cm^2]を求めよ。
方眼紙または片対数紙を用いて縦,横目盛をプロットせよ。
[ 解] 下記の図(図中でDeはDと書いてある)を板書ずれば書ける。
De=18 [μm], Sω=3800 [cm^2/g]
[注1] Rosin-Ramler線図の作成手順が詳しくテキストに出ているので、これに従ってトレース紙に書かせるのが望ましい。かなりハードな宿題になるが。図1.9はそのようにして原図を著者自身が書いた。
[注2] 例題1.6にあるビールびん粉砕物は,BondのワークインデックスのJIS M 4002 作成会議の際に国内の関係会社間での測定機差チェックのための基準サンプルとしてビールびんが選ばれた。そのときのデータである。古くからリサイクルされていて,ガラスの品質むらがなく日本中どこでびんを集めても均 〔注3〕Rosin-Ramler線図は粒」がとくにひろい場合に使わおおいが,得られる情報量分布に比べると少ないから分布が使えない場合に限っ常道であろう。
[注3] 既成のRosin-Ramler線図は日本粉体工業技術協会(http://www.iijnet.or.jp/APPIE/)から入手できる。
[注4] Rosin-Ramler分布は粒度分布範囲が比較的広い場合に使われるが、得られる情報が対数正規分布に比べると少ないから、対数正規分布が使えない場合に限って使うのが常道であろう。