糊臼

 この種の石臼があって茶臼と間違う向きがあるが,これは日本では大きな家で障子を貼る糊をつくるのに用いた。

下記は最近東大阪市六万寺町1-22-36 往生院 川口哲秀氏から送られた写真である。なお往生院には石臼が多数保管されているという。

 

これは宝物級の螺鈿を施されている。薬臼とも云う。貴婦人の美顔粉挽き用とも。時価150万円。臼類資料室から利賀村へ出張中(吉野の山中にあった)。

いずれも糊を流すため傾斜がある。

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