宇治の豆腐羹

宇治市黄檗には承応3(1654)に来朝,江戸で4代将軍徳川家綱に謁し,家綱の上旨で宇治に万福寺を開いた。開祖隠元禅師が明からもららしたと中国風豆腐の伝統という。豆腐羹は熱い醤油に浸してあるので日もちがよいことで知られている。形は丸みを帯び,表面にうす茶色の照りをもっている。すこし固めになるよう約時間かけて,ゆっくり水を切る。最後に包丁で切るのではなく,はじめから枠と呼ぶ箱に流し込んで固める。1日30丁から70丁しか作らない。1丁550円  1998年9月23日に訪問した。宇治市五ケ庄新開2 松本老舗 なおこの詳しい紹介ビデオが農文協(農山漁村文化協会)Tel.03-3585-1144,Fax.03-3585-6466から入手できる。  「大豆と小麦食品のルーツと技を探るシリーズ」1巻14000円    第2巻 豆腐羹 関連するものとして   第3巻 出羽の六浄豆腐(凍豆腐)などがある。 また味の素食の文化センター(東京都中央区京橋1-16-7)Tel.03-5250-8357でも販売している。

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