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観光バスのアルペンルートでブーミングサンドの秘密(恐怖)を発見?
観光バスでのハイテク登山
台風接近を気にしながら2000年9月10-11日読売得リ旅行の観光バスに乗った。こんな時こそ穴場の立山・黒部アルペンルートへと普通なら人人人の観光地風景だが、稀に見る閑散さ。初日は北アルプスへ富山側から宇奈月まで行き、そこから終点欅平(けやきだいら)までトロッコ列車と称するオープンカーで行く。3つの点在する関西電力の発電所があった。
初日はそこまでで引き返し、バスで今度は信州側へ迂回。富山から長いトンネルの親不知(おやしらず)-糸魚川(いといがわ)経由、宿のホテルに着いたのは19時を過ぎていた。台風はそれたらしく傘もなしの一日だった(このころ東海に集中豪雨の危険が迫っていようとは知らぬが仏)。
さて翌日、いよいよクロヨン(黒四)で知られる黒部第四発電所ダムサイトへの入口扇沢へ観光バス。ここでバスは乗り捨てて、電気自動車のトロリーバスで16分、これは環境への配慮という。
巨大なクロヨンダムサイトの上を徒歩で渡って、さてその次がケーブルカー続いてロープヱイで一挙に立山に。なんてことだ。(その昔大町から徒歩で雪渓を経てようやく五竜頂上まで来て、白馬を目の前にして雨のため涙の撤退した想い出が蘇る。)さて大観峰では9月というのに残雪がある。3000m級の登山をしている気持ちになるとはさすがハイテク登山だ。
ところでケーブルカーの角度は31度と聞いた。オヤそれは沙漠で見たブーミングサンドの傾斜角そのものだ。沙漠で恐怖を感じた角度だった。なお室堂から美女平までの有料道路の交通料は5万4000円とか。マイカーの姿がなく通るのは観光バスだけだった。