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「アメリカにだまされるな」(このファイル36kB)

  これは 共産党でもなく日本の石原慎太郎都知事でもない。オランダのウオルフレン氏が日本人に警告している。思わず通読した。

ビジネスマン必読の書

福島範昌訳(ダイヤモンド社刊,2000.12.7)1800円

Karel van Wolferen"American's Political Mission, The New Economy and Japan"

 「日本人はグローバリゼーションとニュー・エコノミーにもっと注目し、その実態を知ってほしいと私は考える。」という。

「 経済に対する国家の権限が徐々に失われることが必ずしも良いことではない。アメリカ政府やウォール.ストリートの権力者を中心とする勢力が計画し、彼らが後押しする超国家組織が推進する政治的、ミッション、すなわち宗教の世界的伝道に似た使命であり、もう一つは、テクノロジ-の発達によって、地球を舞台としたあらゆる類の新しいビジネスが可能とした、強大なパワーである。」とも。

日本人は今後も産業界に、礼節こそ最良の広告であることを忘れさせないように言い続けてほしいものである。」

「グローバリゼーションという言葉に含まれる出来事のほとんどを主導するアメリカの政治史において、大企業は今、おそらく最大の権力を手に入れたことであろう。大統領選挙戦がこの事実を証明していることは明らかである。それは、アル・ゴアとジョージ・ブッシュの二人の主要大統領候補の発言内容ではなく、むしろ二人がそのことに言及するのをうまく避けていることに表れている。

 アメリカ流資本主義が危険な歩みを続けており、これに日本はブレーキをかけなければならないと結んでいる。

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