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今年の石臼シンポジウム日程が決まりました!!(ただ今ご参加申し込み受付中)
2006年11月11日から12日(土日)
会場は作年と同じ私の故郷、山奥ですが海抜も高く、それだけに山紫水明の田舎、季節も最高。岐阜県奥養老です。本物の養老よりも山の中ですので、本場の養老よりも紅葉は綺麗です。テーマは失われた日本一おいしい御手洗団子です。
私の親戚の男(大橋 透)が御手洗団子の伝統を道具一式とともに親の後を継いでいます。粉は石臼挽きですから失われた日本の味です。唯一京都の上加茂神社境内に本物を継いでいる店があったようですが、2006年1月29日(日)に取材しましたところ、上賀茂神社のお爺さんの店はありませんでした。下鴨神社前の店は立派ですが実に不味くてがっかりでした。日本の伝統は既に完全に失われていました。残念なことです。こうなったら唯一伝統を守る私たちの出番と、大いに張り切っています。
なお風船に乗って鳴き保護を訴えるために、太平洋横断をしようとした風船おじさんの奥さんと娘さんが、ヴァイオリニスト“fumiko”としてデビュー( http://www.universal-music.co.jp/classics/j_classic/fumiko/ )。私がその勇壮な旅立ちを応援した経緯があって、今回東京から遠路ご参加いただく予定です(交渉中)。ご期待下さい。お3人には最近6月25日に山形県飯豊町での鳴き砂シンポでお会いしました。
当日の講演などの予定:
会場:田部井邸(有名な陶芸師宅で日本間です。田部井さんの風貌も写真になります)
(参加者の皆さんの多くが弁士揃いですので飛び入り講演を多くしました。前もって印刷物などありましたらご連絡下さい)
基調講演:第一日 午後1:00〜5:00時
なぜいま御手洗団子か---伝統を忘れた京都の老舗 同志社大学名誉教授 三輪茂雄
御手洗団子屋の苦労と楽しみ 大橋 透
世界を駆ける網屋の裏話 田中三次郎商店社長 田中 宏
飛び入り 講演 未定
宴会場(昨年宿泊した奥養老荘)へ移動 バス
宿泊 楽しみのシンポ宴会です。
第二日 午前9:00
今回は御手洗団子の実演がありますので、それで時間がなくなる可能性があります。
飛び入り 講演
午前11-12:00 “音楽浴(マルアール)コンサート” 風船おじさんの奥さんと娘さんが特別出演
当日は御手洗団子の実物による親譲りの腕の男の実演付きです。今年のシンポに彼本人が出席していました。今年はもっぱらカメラに凝っていましたがあの男です。本人は嫌がるのを無理やり引き出しました。だから楽しいんです。
会場は風光明媚な昭和音楽村湖畔の宿を予定していましたが、それよりもっと日本的な旧邸に変更しました。昭和音楽村は近いので昼食に行くことに変更しました( http://www.mirai.ne.jp/~ongaku/ )地元出身の歌謡曲作家 江口夜詩記念館です。憧れのハワイ航路が一番のヒット曲です。この頃が一番いい季節ですのでご期待ください。定員200名を越える大会場です。
同志社大学の私の研究室にいた連中も同時に呼ぶ積りでしたが、困ったもので、最近の学卒は元気がないようです。学卒の悪い雰囲気が伝染してはよくないので、昭和音楽村で開催も考えて現代を生んだ建設的な昭和世代の建設的な情熱を反映するよう考えました。石臼挽き復活こそ昭和の象徴ですものね。
リタイヤ石臼の再生指導:「石臼は持っているが、目立をしてくれる職人がいないが」 と思っておられる方も多いようです。このシンポでは目立の秘伝の実演もやりますので、お持ち下さい。最近も四日市からわざわざお出で頂いたことがありました。うまくいって大変喜んでおられました。そんな人は沢山おられる筈です。挽き手は木工所の工場が会場内にあるし、目立てもそこでやれます。具合いの悪い石臼をお持ちいただければ、まともな粉でるよーになるかもです。是非この2度とない機会をご利用下さい。