リンク:京都の老舗へ豆腐製造器械もちこみ
忘れられた豆腐小僧
豆腐小僧 とは安永年間(1772-)ごろからいろいろな本に出て人気ものバケモノだったらしいが、明治のいつかスッカリ忘れ去られたという。『大江戸化物図譜』(小学観文庫、2000.9)590円に出ている。
この化物はどこを切っても紅葉模様が出る。江戸マンガにはたびたびでてくるがこの豆腐はどのようなカラクリだろうか。やっぱり化物だろうか。買ってくるをなまって「こうてくる」というが「こうよう」買うようをもじっている。豆腐をもっておれば狐でも狸でも豆腐小僧になれる。なにもわるいことはしない。ちょうどいい、おいらの仲間になって京都入りの先導役だ。スーパーの安物豆腐は現代のばけものだ。