リンク:石臼豆腐がデパート進出


主婦の反応 (2001.10.17.)

おはようございます。 学会事務局のTです。 実は昨日、帰宅途中に高島屋へ寄りまして 例の石臼豆腐を求めました。 ざるに入った豆腐の横に、赤色の荷札のようなものに書かれた 文章には、「この豆腐は久在屋の職人が己の五感をフルに 活用し、非合理的な作業によって出来あがった豆腐です。 原点回帰の言葉の如く昔ながらの豆腐の味をお楽しみください。 泡消剤無添加 − とありました。 「非合理な作業、職人さんの五感...」などの文句を浮かべて さっそく夕食に松茸ごはんとともに食しました。 遠い昔に味わったような、思い出をさそう懐かしい味でした。 石臼..というイメージからもっと堅さを舌に感じるかと思えば、 意外となめこく柔らかで、しかも豆の甘さがまったりと品よく、 「ざる豆腐」の上物 −これが私の感想です。(まったりは上品な京都弁ですが、江戸人達おわかりかな

最後に、お値段がもう少し安いともっと近い存在になるのに、と思いました。 やっぱり主婦の顔が出ちゃいましたが、先生どうもありがとうございました。

三輪の意見:もっともな意見です。私もそう思いました。過大包装の見本みたいで、こうなると「ほんとうはおいしくないが、贈り物にどうぞという感じがする。豆腐をハダカで売って、食ってみろと実力で勝負すればいいのに」といいたい。も一つ大事なことは、この豆腐はチュルチュルと吸い込むのではなく、良く噛んで食べること。そうするとなんともいえない甘味が出る。これが石臼豆腐の味だ。

 「非合理な作業」も気に入らん。職人にとってはシンドイ気持ちだろうが、「職人の意地でやれ」といいたくなる。 

江戸のお化け「豆腐小僧」いわく。「わしは豆腐をハダカで売り歩いていたぞ」と。バケてでるぞ!!

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