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第4回(平成11年度)全国鳴き砂(鳴り砂)トラスト報告

全国鳴き砂ネットワーク総会と'99全国鳴き砂サミットIN湘南 は盛会裡に終了しました。

開催日時:平成11年11月20日(土)13:30-21日(日)13:30

開催場所:神奈川県・江ノ島 神奈川県立・かながわ女性センターTel.0466-27-2111

江ノ島電鉄で浜へ移動(七里ガ浜駅下車)

14:15-14:45 七里ガ浜の視察 (黒い砂浜だが、たまたま西日が射してキラキラ光る結晶が無数に観察された。これは鳴き砂の浜辺の証拠である)

14:45 総会会場へ移動.〔江ノ島・かながわ雄センター

15:1O15:受付(会費の徴収等)

15:30-17:00 あいさつ         

出席者の紹介         

平成10年度の事業・収支・監査の報告         

平成11年度の事業(案)・収支予算(案)の審議         

次期開催地は室蘭・イタンキ浜と決定

17:00 総会終了

17:10 宿へ移動〔片瀬海岸・KKR片瀬ニュー向洋Tel.0466-23-7710)

18:OO-20:00 懇親会 (4回目とあって和気あいあい、カラオケやどじょう掬いまで)

懇親会終了後もそれぞれの部屋でこのサミット特有の交流光景が展開された。

11月21日(日)  8:OO-朝食    

’99全国鳴き砂サミットIN湘南   

 未来に伝え残そうクリーンビーチ 〔江ノ島・かながわ女性センター)

10:00-10:15開会あいさつ 網野町長 濱岡六右衛門

              日本ナショナルトラスト 理事長 山岡通太郎

              藤沢市長 山本捷雄

10:15-10:45 基調講演「鳥取砂丘が鳴き砂だった動かぬ証拠を中学生が発見」同志壮大学名誉教授三輪茂雄

開催地鎌倉には鳴き砂があったという噂があったという。少なくとも稲村ケ崎の砂は鳴き砂である可能性大。ここに金の太刀を捧げて進軍した、新田義貞の時代には鳴き砂であったに違いないが、そのご何百年という間の汚染の蓄積で、現在は発音特性を失っている。浜にでてみると砂浜一面にキラキラ光る砂があるのは、シリカ系の結晶面であるはずだ。目下鉱物組成分析依頼中。

 最近いままで鳴き砂ではないと思われていた場所での鳴き砂の発見が引き続いている。とくに昨年のサミットで鳥取砂丘は鳴き砂だった筈だと、報告されたが、今年になって京都の中学生(勝山由香さん)が砂丘の東端で採取した砂を煮沸処理すると良好な発音特性が回復する事実を突き止めた。彼女は両親の支援で、自宅にテレビ顕微鏡を設置して砂粒の写真を撮影し、さらに高温石英の存在も確認したことはおどろくべきことだ。今後鳴き砂の存在する各地でもこのような取り組みを小中学生の自由研究を通じて活発に展開されるように努力すべきだ。またこのサミットに小中学生の参加も歓迎したいと。

10:45-11:15記念講演r湘南の砂と海の生き物」野生水族繁殖センダ代表   廣崎秀次

11:15-11:30 鎌倉市の海岸保全の取り組み   鎌倉市海浜部長  渡辺英昭

11:30-11:45 二丈町姉子の浜の保存活用調査の中間報告 九州芸術工科大学 助教授 西山徳明

11:45-12:45 全国の鳴き砂(鳴り砂)保全の取り組み(全加盟団体)室蘭市、気仙沼市、女川町、飯豊町、いわき市、門前町、網野町、青谷町、仁摩町、二丈町、巻町

12:50 閉会

12:50-13:30 昼食

13:30 解散

なお2F展示スペースで全国の鳴き砂展を開催

問い合わせ先:  財団法人日本ナショナルトラスト事業部 松本恵子  

〒100-0005 東京都千代田区丸ノ内3-4-1    

Tel.03-3214-2631 Fax.03-3214-2633

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