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製品『豆腐小僧』の特徴

1. 供給:本機は下臼回転式(ドイツ式)であり、これによりホッパーからの供給の安定化をはかっている。

2. 特異なメカニズム: 回転軸には故意に遊びを持たせることにより、上臼の重量の作用と相まって 粉砕と同時に、練る(捏和ねっか)機能をもたせている。この機械化のために左右に設けた軸受けにより微妙な運動を実現しているところにパテントの要点がある。

3. 処理能力:   石臼の処理能力は直径に比例するが、本機は直径40センチである。機械納入時に現場で最終調整を要するのは原料大豆に合わせた「ものくばり」の加工調整である。  生豆で10キロの大豆を約30分で処理可能である。

4. 石材:石臼の石材は古来石臼として実績のあるやや軟質の花こう岩を使用している。主として墓石用の外国産の硬い花こう岩などは石臼には不適である。  水に浸した大豆を挽く石臼は粘りのある呉が潤滑油の作用をなし、目の摩滅はすくない。2-3年に一度の目立てで充分と考えられる。

5. 石臼の目の形は日本古来の民間の伝統とは異なり、太宰府・観世音寺の歴史的遺物に基づく本格的な伝統を引き継いだ。