全く新しい珪砂鉱床発見情報
2006年4月22日、飯豊町の鳴き砂研究者 小松誠一郎さんから、全く新しい珪砂鉱床発見の情報が入った。三輪のところで、それは間違いなく珪砂であることを顕微鏡で確認した。粒度はほぼ100ミクロンで揃っている。それが鳴き砂であることは、すでに粉砕した珪砂で確認している。さらに試料を入手して調査予定である。
ただし、現在、その地で珪砂製造を行い、ガラス製造原料などとして売出している珪砂とは全く粒子形状や粒度を異にしていて、全く地質年代が違うようだ。今後の地質学者の意見を聞く必要があろう。なお現在開発されている砂は人類誕生期の鮮新世、500〜200万年前なのも感慨無量である。その頃、この地方はまだ古日本海の波の下だったのだ。
いずれにせよ、同地は既に飯豊珪砂産地として知られており、今後の動きが注目されよう。2006年6月24-25日(土日)にはこの地で全国鳴き砂サミットが開催される。まるでそれを大地が知ってのことかとも考えたくなる。小松たちはここへ行って確認予定という。凄い行動力だ。
上図 左の小さい○印が今回の発見地
右上の大きい印は現在の鉱山(禿げた部分が発掘による破壊)